土間コンクリートの上にカーポートを設置したいけど、コンクリートの厚みとかどうしよう…?
▲こういう質問が浮かんだことがある方、意外といらっしゃるのではないでしょうか。
という訳で、本日はこのような疑問に対して、外構業者の目線からお答えしたいと思います。
ご参考までに。
土間コンの厚みって?
まず初めに、土間コンクリートについて
土間コンの厚みってどのくらいかご存じでしょうか?
答えは10cm程度。
一般的には10cm程度と言われており、コンクリートの中に「メッシュ」というワイヤーを入れて割れないように補強まで行います。
なんでこんな補強をするかというと、コンクリートにかかる負荷を考えてのこと。
コンクリートへの負荷を考慮に入れて、厚みを考えると目安はこんな感じ▼
■ 車が乗るのことが多い場所…15cm程度
■ 車が乗らない場所…10cm程度(薄目でも大丈夫)
車が通る場所と比較して、あまり負荷がかからない場所は薄目で、しかも補強のメッシュも入れないことが多いです。
車の重みってそれだけコンクリートにとって影響を及ぼすものなんですねぇ。
カーポートと土間コン、どっちが先?
結論を申し上げますと、
外構屋さん・ハウスメーカーさん・配管屋さんに
後でカーポートを建てる予定だから、柱が入る位置に配管を入れないでね!
とお伝えください。
その場で臨機応変に設置出来るようにお客様と相談しながら、対応をしておりますが、
ここを失敗すると、後でエクステリアを付けて
失敗した〜!最初から考えておけばよかった〜
みたいなことになります。
と、言いますのも、計画なしにカーポートを後付けすると こんな弊害(デメリット)が起こるからです。
1.騒音
私達はコンクリートをせっせと削ってカーポートなどの柱を埋めます。
コンクリートを削ると必ず鉄筋のメッシュが出てきますので、カッターでウィーーーン!と切って穴を開けていきます。
かなり大きな音が出ます。
となると、ご近所トラブルが心配ですよね。
なので、後付けされる場合は、ご近所さんには一言ご挨拶することを推奨します。
2.掘れない
お隣さんとの境界にブロック・壁がある場合、地面の中には基礎が埋まっています。
基礎とは…境界壁は強度を保つために地中に建てられるもの。
塀によって形は異なりますが、画像のようにL字型、若しくはT字型に建てられている場合、大変です。
カーポートの柱位置にこれの底があると、まー−!掘りにくい。
3.掘れない(レベル最強)
→追加費用発生
お隣との境界塀が擁壁ですと、とっても厚い基礎が入っております。
もう職人のハツリ機(削る機械)では到底掘れません。
その場合は擁壁がお客様の持ち物でしたら、金具で柱を固定させていただくなどして、柱を埋めれない分補強をしたりします。
…となると、金具の追加費用が発生するわけです。
4.DIYできない
そんなに費用が掛かるなら、自分でやる!
となる人がいるらしいですが、これは不可能だと思います。
理由は、そもそも掘る道具が専門的すぎる。
ご自宅にハツリ機あるでしょうか。
なんとか手に入れても職人さんのようにコンクリートをうまく削れるでしょうか。
……残念ですが無理だと思います。
お問い合わせ
これから家を建てる、外構工事の準備をしている方は、まだまだ先でもお気軽にご相談ください。
外構やカーポート・テラス・サンルームなんて分からないことだらけだと思います。
どのようにしたらカーポート(テラス屋根・サンルーム)を建てる時に、色々なものが障害にならないか?などご相談をお待ちしております。
その時に図面があると詳しいお話ができますのでご準備くださいませ。
土間コンクリート工事について気になる方はお気軽にお問い合わせくださいね〜それではまた〜