環境対策の一環として、緑の少ない都心では、屋上庭園があちらこちらで取り組まれるようになってきました。大阪府では2006年4月より敷地面積1,000平方メートル以上の建築物の新改築及び増築には屋上面積の20%の屋上緑化が義務付けられるようになりました。

　屋上緑化の効果は、屋上の表面温度の低下や断熱効果、大気の浄化作用など、地球にとてもやさしいことばかりです。もちろん、屋上ということもあって、簡単にできることではありません。防水対策をしっかりしておかないと、大変なことになってしまうことはいうまでもありません。また、水をたっぷりすった土壌は重たいですので、建物の荷重についても考慮すべき点です。しかし、注意点さえクリアできれば、地球に優しい癒しの空間となります。

屋上庭園に次ぐ建物緑化で最近注目なのが、壁面緑化です。
タイルにモスを埋め込んだものや、小さな植栽を植え込むことのできるブロックなど、いろいろなスタイルの壁面緑化に各エクステリア業者や、外構商材を製造する業者が取り組み始めています。一般住宅では、建物緑化を取り入れた施工はまだあまり見かけることはありませんが、新築マンションや、レストラン、公共の施設などでは壁面緑化をデザインに取り入れた建物が見られるようになりました。

一般住宅の外構では、コスト面から見てもなかなか取り入れにくい商材ではありますが、環境にも、見た目にも優しい素材ですので、今後の外構に取り入れたい商材のひとつです。ファミリー庭園では現在のところ、壁面緑化の事例はありませんが、今後のプランで環境に優しい外構プランが増えればと思います。


〜街でみかける壁面緑化〜

モスバーガー国立店では壁面緑化が施されています。一度行ってみたいですね。




壁面緑化コンクリートブロック
株式会社エコブロックス　URL⇒ http://www.ecobloxx.com/index.html
　　
　　　　　　ベジウォール（両側壁面緑化）　　　　グリッドプランター（片側壁面緑化）